名古屋 守山ロータリークラブ

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会長挨拶

会長 挨拶

笑顔と絆で、未来を描こう
~魅力溢れる名古屋守山ロータリークラブへ~

馬渕 雅宣 会長今年度、第60代名古屋守山ロータリークラブ会長を拝命いたしました馬渕雅宣でございます。
発生以来2年以上が経過した新型コロナウィルス感染症のパンデミックは、未だ収まる気配はなく、加えて本年2月末に始まったロシアによるウクライナ侵略は、世界の平和に深刻な暗雲をもたらしています。地球的課題であったポリオの根絶は、ロータリーの弛まぬ努力の積み重ねにより、実現間近となりました。今やロータリーは地域社会や国際社会において必要不可欠な存在となっています。その役割をさらに発揮すべく、世界中に組織があり、影響力があるロータリークラブとして、ロータリーだからこそ、今、我々ができること、なすべきことは何かを真剣に考え、革新的に行動していかねばならないと言えましょう。
女性初の今年度RI会長に選出されたジェニファーE.ジョーンズ氏は、ロータリーの「多様性、公平さ、インクルージョンに関する声明」の重要性についてこう解説してます。「多様性、公平さ、インクルージョンを最優先し、女性会員や40歳未満の会員を増やすにはまずリーダー人がこれを実践しそのメンバー構成に反映させていく必要があります」とジョーンズ氏は言っています。
インクルージョン(Inclusion)の語源は英語の「包括」「包含」という単語です。ではいったい何を包括、包含するのでしょうか。インクルージョンの対象は人の属性です。ひとえに人といっても、我々には様々な属性があります。例えば男性・女性といった性別。日本人外国人と言った国籍、障害のある無し、介護対象の有無などあらゆる属性の人が、ロータリーには、集まっています。インクルージョンが実現している状態を一言で言うならば、「多様な人びとが互いに個性を認め、一体感を持っている状態」となります。
これは単に女性会員を増やそう、若い人を増やそう、だけでは実現しません。大切なことは、女性でも楽しめ、友情を深められる、また若い人が参加しても意味や価値を感じるなど、それぞれの属性に関わらず、個性を認め、また個性を生かす場が与えれなければ、持続的なインクルージョンとはならないのです。
私達は本年度、引き続きチーム70を目指します。ここ数年、60名を超えては、退会者の続出により、70の達成を為せないままでいます。入会して3年未満で退会された方もいらっしゃいます。退会される方に諸事情があったかとは思いますが、私たちにインクルージョンの精神が欠けていたのではないかと感じる部分があります。
参加しやすい多様性のある魅力的な例会を作り上げてきただろうか、ロータリアンであることの誇りを感じてもらえていただろうか、何か困っていること悩んでいることに耳を傾ける姿勢があっただろうか、簡単に欠席や休会を許すことで一体感が持てなくなってはいなかっただろうか・・・。こうしたことに問題意識を持って課題解決することこそ、単なる数値目標達成に終わらない、持続性と寛容性を持った魅力溢れる素晴らしい名古屋守山ロータリークラブへと成長していくのだと確信しております。そのためにクラブ戦略委員会を更に実体化し、魅力ある長期戦略計画を策定すべく実質的な検討を行いたいと考えております。
また、篭橋美久今年度地区ガバナーは、「未来を描こう、笑顔でつなごう~一人一人のチャレンジを力に!変化に対応できるクラブを目指して~」をテーマに掲げられました。
その所信の中では、「今一度、地域社会の問題とニーズに目を向け、私たちの街、地域、生活圏の未来を創造し活動することから始めましょう。それに沿った形で行動計画の『より大きなインパクトをもたらす』『参加者の基盤を広げる』『参加者の積極的な関わりを促す』『適応力を高める』を実践し、良い結果を出そうではありませんか。『多様性』『公平さ』『インクルージョン』を基本としながら会員一人一人が意識を持って実践すれば必ずや『目的意識と熱意が生み出され、クラブの魅力をさらに向上させられる』と強く信じています」と述べておられます。まさに一人一人が一つひとつの事業に目的意識を持てるように、常にその意味と価値を共有する中で、クラブの魅力を向上させていくべきだと思います。目的が明確だから、一人にとっては少々興味のないこと、苦手なことでも、楽しく笑顔で取り組むことができるのです。そうした組織的な取り組みの中で、会員間の絆、一体感、連帯感は深まっていくと信じています。以下、私が重点的に取り組みたいと考える活動指針を示させていただきます。これは一昨年、私が切に願っていたことの実現を目指すものです。

第一に、冒頭に触れたチーム70の達成です。インクルージョンを基本とした会員増強に力を入れてまいります。数は力です。ただその数を有する組織が、高い参画意識を持った活力ある組織となるためには、目標や向かうべき進路を明確にし、共に歩もうという共通意識が大切です。ロータリーの意味と価値が実感できるような例会、奉仕プロジェクトを積極的に取り組む中で、現会員の継続意欲を高揚するとともに、新会員への魅力を発揮していきたいと考えています。

第二にクラブ戦略委員会の更なる実体化です。持続可能な成長を為すには、少なくとも五年先を見据えた長期計画のもとで、運営していかねばなりません。基本的に単年度で担当が変わるクラブ組織体制を超越したクラブ戦略委員会を組織し、定期的に開催できればと思っています。会員増強、グローバル補助金を視野に入れた活動、ローターアクトへの支援、RCCとの連携、インターアクトの創設の模索などは、長期展望を持って取り組まないと成功しません。しっかりと長期計画を策定し、これからの若い世代がリーダーシップを持って、未来のクラブを創造できるようなガイドラインを、経験豊富な先輩諸氏や地区に出向いていただいている中堅会員、やる気のある若手会員と共に築いていきたいと考えています。

第三に、例会の内容をより充実し、メークアップを含めた例会への参加率100%を目指すことです。信頼感は、常日頃より、約束を守ることから始まると私は思っています。逆に、約束を簡単に破ることは、著しく信頼を失墜し、絆を崩壊させます。約束を破ることを安易に許す組織では、互いの信頼感は深まりません。楽しく友情溢れる絆あるクラブにするには、まずは会うことです。そのためには、様々な場面でのITの活用や、私自身が積極的に発信することにより、例会の充実を図り、参加しないともったいないというくらい、毎回毎回が中身の濃い例会にしていきたいと考えています。例会に参加することは、ロータリアンの基本であり最低限の約束です。どうしても参加できない場合は、最低メークアップを行い、「心は例会にある」くらいの気持ちを持っていただきたいのです。それがお互いの絆を深めていくことにつながります。また、ロータリーの意味と価値を理解してもらうためにロータリー情報研修委員会による定期的な勉強会を開催するとともに、開催をリンクさせて、入会3年未満の会員の方との交流の場を継承し、本年度は、年8回、炉辺談話(Fire-Side Meeting)として開催したいと考えています。

第四に、ロータリーファミリーであるローターアクト、RCCとの更なる連携の強化を図るとともに、インターアクトの創設を模索していきたいと考えています。ローターアクトを積極的に支援することにより、若い力との交流の中で社会のリーダーを育てることとともに、ロータリーの活性化を図っていきたいと思います。インターアクトの創設は、ローターアクトの活性化にもつながり、将来のロータリーの組織強化にもつながってきます。また、交換留学生など、地域の高校と共に国際社会への貢献を促す一助にもなるでしょう。本年度、具体的に模索できればと考えています。また、地区の中でも歴史があり、地区で最大規模900名超の隊員数を誇る守山RCCの活動を理解し支援するために、持続的に交流し、地域社会への貢献を図っていきたいと思っています。財政的支援はもちろんのこと、行動するロータリアンとしての力を発揮できればと思っております。

第五に、ここ2年コロナ禍により直接往来ができなかった、台北北薪ロータリークラブとの互いに心のこもった直接交流を再開し、持続発展していく中で、共同での社会貢献事業が模索できればと考えています。また、グローバル補助金を視野に入れた海外他クラブとの交流も模索できればと考えています。
国際大会は、ハワイ、台北、ヒューストンと、3年連続で実質参加が出来ない状態となりました。今年度は、オーストラリアのメルボルンで、2023年5月27日~31日、開催されます。メルボルンは、世界一住みやすい街のトップに7年連続で選ばれました。メルボルンを一緒に満喫すべく、ぜひ、多くの会員、及びご家族の方に参加いただきたいと願っております。家族の方にも、ロータリーの魅力を感じてもらいたいのです。また、海外でのロータリアン同士の親睦・友情は一生の思い出になるでしょう。

最後に、昨年度から重点分野に「環境」が新設されました。ロータリーは、SDG’sに積極的に取り組んでまいります。持続可能な社会の実現のための開発目標を、具体的に我がクラブでも定めることができれば、会員企業や団体でSDG’sへの意識づくりを推進する力ともなります。地区では、今年度は、海洋プラスチックごみを減少することから始めるとのことです。会員一人一人ができることから始めていきたいと考えています。 クラブの活性化・持続化は、これまでこの活動方針の中で何度も触れた「魅力」と言うキーワードに集約されると思っています。会員皆様の知恵と勇気と、笑顔を寄せ合い、一層魅力溢れる名古屋守山ロータリークラブを創り上げていこうではありませんか。

私は、ロータリーソング「それでこそ、ロータリー」が大好きです。この歌には、ロータリーでの絆が唄われていてワクワクしてきます。
どこで会っても やあと言おうよ
見つけた時にゃ おいと呼ぼうよ
遠い時には 手を振り合おうよ
それでこそ ローローロータリー
笑顔笑顔で 語り合おうよ
心心で 結び合おうよ
みんな世の為 働き合おうよ
それでこそ ローローロータリー

こんな間柄に、私達、名古屋守山ロータリークラブの仲間の絆が深まっていくことにより、地区や、全国、全世界のロータリーの仲間と繋がることができます。厚い友情をもって互いに切磋琢磨し、雄々しく楽しく前進してまいりましょう。

会長  馬渕 雅宣

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